ファミリーキャンプの雨対策について解説します

前回は、効率のよい撤収の手順とコツについて解説しました。

今回のテーマは、キャンプの雨対策です。

「もしキャンプの時に雨が降ってきたらどうすればいいの?」

そんな悩みが解決するように、解説していきたいと思います。

この記事を読めば、

  • キャンプの雨対策の仕方
  • 雨キャンプのよい所
  • 雨キャンプで役立つアイテム

がわかりますよ。

雨設営の仕方雨撤収の仕方は、次回の記事で詳しく解説していますので、そちらも合わせてご覧ください。

1.雨対策を怠ると、とんでもないことになります!

雨対策を怠ると、とんでもないことになります!(2つの体験談)
りゅうせん
りゅうせん

まず覚えておいていただきたいのは、キャンプの雨対策はものすごく重要だということです。

雨対策を怠ると、道具がびしょ濡れになったり、タープやテントが倒壊したり、テントが浸水したりと、本当にとんでもない目に遭う可能性があるのです。

2つの体験談を紹介します。

友人の体験談:急に雨が降ってきて引きこもりキャンプに…

私の友人のキャンプデビューの時の話です。

家族で初キャンプに行った日、夕方から急に強い雨が降り始め、雨は朝まで降り続けたそうです。

タープやシェルターがなく「ドームテントだけ」という状態だったので、家族4人テントの中でひたすら時間を過ごすしかなくなったそうです。
外に出していた新品のキャンプ道具は片付けをすることもできずびしょ濡れに…。

帰ってきてから,「キャンプの洗礼を浴びた…」と話していました。

私が見た体験談:周囲のサイトのタープやテントが倒壊…

星が見えるような晴れた日だったのに、寝ている間に急に大雨が降り始めました。
周囲のキャンパーさんは夜中にあわてて起きて、びしょ濡れになりながら道具を片付けていました。

朝起きたら、タープやテントが倒壊しているサイトがたくさんありました。

急な雨に遭っても安心していられるように、雨対策には万全を尽くしてキャンプに臨むべきです。
たとえ天気予報が晴れでも、常に雨対策は必要です。

特に、子供や家族がいっしょのファミリーキャンプでは、念には念を入れて対策をしておくべきだと私は思います。

2.キャンプ前・テント設営前の雨対策4つのポイント

①思い切って中止するorコテージ泊などに変更する

思い切って中止するorコテージ泊などに変更する

天気予報を見て「どう考えてもキャンプ中ずっと雨…」という場合は、思い切ってキャンプを中止するのがよいと思います(特に初心者の場合は)。

なぜなら、雨設営・雨撤収の大変さや、キャンプ中の過ごし方がかなり制限されてしまうこと、キャンプ後の道具を乾かす手間、体が冷えて体調を崩してしまうリスクなどを考えると、ファミリーキャンプには向かないと思うからです。

日程の変更をしにくいグループキャンプの場合や,「どうしてもこの日に行きたい」という場合は,状況に応じてコテージ泊に変更するという手もあります。

わが家の場合、「キャンプの予定日が全日、降水確率80~90%くらいで雨…」みたいな場合は中止にします。
でも 降水確率50%くらいで 「降るかも」みたいな場合や、「1日は確実に雨だけど、1日は晴れそう」みたいな場合は行きますかね。

②一番重要なのはテントを建てる場所

ファミリーキャンプの雨対策を考える上で大前提になるのは「テントを建てる場所を失敗すると取り返しがつかない」ということです。

まずサイト選びでは、オートサイトを選ぶことをオススメします。
個人的には、雨のファミリーキャンプでは、オートサイト利用以外はやめておいた方がよいと思います。

オートサイトには、フリーサイトと区画サイトがありますが、これはどちらでもよいと思います。
大切なのは、水はけのよい場所を選ぶことです。

水はけの悪い場所にテントを建ててしまうと、テントの浸水のリスクが高まります。
さらに、道具が濡れたり汚れたりしやすくなり、片付けがものすごく大変になります。

水はけのよい場所・砂利や芝生のサイト。
・他の場所よりも高くなっている所。
水はけの悪い場所・土のサイト。
・他の場所よりも低い所やくぼ地(水がたまりやすい)。

フリーサイトは設営場所を自由に選べるので問題ありません。

注意が必要なのは区画サイトです。

区画サイトは設営場所が決まっているので、区画サイト自体の水はけが悪い場合はどうしようもありません…。

私は初めて利用するキャンプ場の場合、事前にキャンプ場に電話をかけて以下のような点を確認するようにしています。

  1. 自分が利用する区画サイトの状態はどうか?
  2. (状態が悪い場合)状態のよいサイトに変更可能か?

自分が利用する区画サイトに水たまりができているような状態で、他の状態のよいオートサイトに変更できないような場合はキャンセルする方が無難かもしれません。

※テントを建てる場所選びについては、キャンプサイト設営の手順とコツでも解説していますので、よろしければご覧ください。

③雨でも過ごせる空間を確保する

雨でも過ごせる空間を確保

タープやシェルターなど屋根を作るための道具は必ず持って行きましょう。
たとえ使わなくてもです。

なぜなら、タープやシェルターがない状態で雨が降ってくると「テントに引きこもるか」「屋内施設に退避するか」の2択しか選べなくなってしまうからです。

また、イスやテーブルといった道具も出せないので、快適さが大きく損なわれてしまいます。

逆にタープやシェルターがある状態なら、「手の込んだ料理に挑戦してみる」「ゆっくり食事をしながら会話を楽しむ」「みんなでカードゲームで盛り上がる」など、楽しみ方のバリエーションが増えます。
道具も濡れずに設置できるので、快適に過ごすことができます。

ファミリーキャンプなら2ルームテントが絶対オススメ

小雨程度ならタープでも快適に過ごせますが、風がある場合や大雨の場合は2ルームテントが便利です。

タープだと、どうしても横からの降り込みを防ぎきれず、人も道具も濡れてしまいます。

ドームテント+シェルターも2ルームテントと似たような感じですが、雨撤収のしやすさを考えると、やはり2ルームテントに軍配が上がります。

④雨の日の過ごし方を考えておく

キャンプ場で体験できるアクティビティや、周辺の施設・遊び場をリサーチしておいて、雨が降った場合は何をして過ごすか考えておきましょう。

例えば、クラフト体験、アイスクリーム作り体験など屋内施設を利用したアクティビティなら、雨でも安定して楽しむことができます。
ただし、事前予約が必要な場合もありますので、キャンプ前のリサーチが大切です。

また、「雨が降ってもカッパを着てハイキングをしよう」といったアクティブ派の家族なら、動きやすいカッパや防水機能のついたリュックサックなど、必要な装備が見えてきますね。

いずれにしても、事前にリサーチして、考えておくことが大切です。

3.キャンプの雨対策 11のポイント

①タープとテントを連結する

テント購入

雨天時に限らず、基本的にタープとテントは連結させておくことをオススメします。

連結させていないと、テントへの出入りの際に濡れてしまったり、テント内に雨水が入りやすくなったりと、なにかと不便です。
また、傘やカッパの置き場にも困ってしまいます。

②グランドシートはたたみ込む

グランドシートは、テント(インナーテント)から出ないようにするのが鉄則です。

グランドシートがインナーテントからはみ出ていると、雨が降ったときに雨水がインナーテントの底に流れ込んでしまい、底からインナーテント内への浸水の原因となってしまいます。

テント専用のグランドシートを使用している場合は、インナーテントよりも一回り小さく設計されていると思いますので問題ありません。
いわゆるブルーシートや専用ではないシートを使用している場合は、たたみ込んでインナーテントからはみ出さないようにすれば問題ありません。

ちなみに、雨天時に限らずグランドシートは使用することをオススメします。
テントの底からの浸水を防ぐ効果以外にも、テントの底面の保護、地面からの湿気・冷気・熱気などを遮断といった効果があるからです。

③ペグをしっかり打ち込んでおく

ペグは雨が降る前からしっかりと打ち込んでおきましょう。

雨は張り綱を伝ってペグ周辺に落ちていきます。
ぬかるんだ地面はペグが抜けやすくなります。
ペグが抜けてしまうと、雨の中でペグを打ち直さないといけなくなったり、テント倒壊の危険が高まったりして大変です。

ペグはキャンプ時における命綱

テント購入時によく入っているピンペグは固定力が弱く、強風に打たれるとわりと簡単に曲がってしまったり抜けてしまったりします。

もしキャンプを続ける可能性があるなら早めにペグに投資して、固定力の高いペグに買い替えることをオススメします。

うちの場合、ペグはスノーピークのソリッドステークを主に使っています。

④張り綱をしっかり張っておく

張り綱も、雨が降る前からしっかりと張る癖をつけておきましょう。

張り綱をピンと張っておくことのメリットは、テントを固定して倒壊を防ぐことだけではありません。

テントは、基本的にフライシートとインナーテントとの間が少し空いていて、そこに空気の層ができるような設計になっています。
このフライシートとインナーテントの間の空気の層がものすごく大切なのです。
この空気の層があることによって、空気が循環してテント内の蒸れを軽減できたり、インナーテント内の結露をおさえられたり、外の熱や冷気を断熱できたりするわけです。

張り綱をピンと張っておかないと、フライシートの重みや風によって空気の層がつぶれてしまいます。

⑤タープやキャノピーの角度を調整して雨の降り込みを防ぐ

無風の状態で小雨程度ならそれほど気にすることはありませんが、風のある日や大雨の場合は、タープやキャノピーの下でも雨が横から降り込んできます。

うっかりしてると「道具がびしょ濡れ…」なんてことになってしましいます。

私はこれからBBQという時に、気付いたら「炭がびしょ濡れ…」という経験がありました…。

そうならないためにも、タープやキャノピーの角度を調整して、雨の降り込みを防ぎましょう。
風向きは必ずしも一定ではないので、風向きに合わせてこまめに修正していく必要があります。

また、最初から雨が降り込みやすい場所に道具を置かないようにすることも大切です。

⑥張り綱を追加して雨を地面に誘導

雨が強いと、タープやキャノピーに雨水がたまってしまいます。

タープやキャノピーに水がたまってしまうと、たまった水が一気に落ちてきたり、水の重みで生地がのびてしまったり、最悪の場合は倒壊につながったりして非常にやっかいです。

そこで下図のように、張り綱を追加して屋根に谷(=排水路)をつくります。

張り綱を追加して屋根に谷をつくる

⑦道具は最低限だけ出す&小さめの道具を使う

雨の日は、タープでも2ルームテントでも、生活空間(リビングスペース)がどうしても狭くなってしまいます。

なぜなら、晴れの日は外に出しておけるような道具でも屋根があるリビングスペースに入れないといけなくなったり、傘やカッパなどを置くスペースが必要になったり、人が動くスペースが屋根の下に限られたりするからです。

つまり、晴れの日と同じだけ道具を出してしまうと、生活空間が圧迫され、人が動く動線が窮屈になり、快適に過ごせなくなってしまうのです。

そこで、雨の日に出す道具は最低限にし、「サビにくい」「カビにくい」「汚れにくい」「掃除しやすい」「乾かしやすい」といった機能重視で精選します。

また、テーブルやチェアなどは小さめのものを選ぶと、生活空間をあまり圧迫しません。

⑧道具を直置きしない

雨の日は、道具を直置きしないのが基本です。

道具を地面に直置きしていると、どうしても道具が湿っぽくなってしまったり、泥で汚れたりしてしまいます。

サイドテーブル、ベンチ、コット、ラック、バケツなどを用意しておいて、荷物置きとして利用しましょう。

⑨テント入口にすのこを設置

個人的には、すのこはファミリーキャンプ必須アイテムくらいに思っています。
それくらい重宝しますよ。
特に雨の日は効果バツグン!

だって考えてもみてください。

雨の日は靴や地面が濡れてますよね。
ということは、テント前の靴置き場周辺は雨水や泥で汚れているわけです。
そこで子供が靴を脱いでテントに入ろうとしている時…。
おっとっと。
よろけて靴下のまま地面に足をついてしまった!
でも…泥で汚れた靴下など気にせずテント内に入っていく子供…。

「ちょっと待ったぁ!」

と思いませんか?(笑)

テントの入口って敷居が高くなってるし、しゃがまないといけないしで入りにくいんですよね。
すのこがあると、いったんすのこに立って、落ち着いてからテントの入口をあけて入ることができます。
また、すのこが地面より高いので、テントの敷居をまたぐのが楽になります。

テントから出るときはさらに楽です。

テントから出る時、靴をめがけて敷居をまたぎながら「とりゃっ!」みたいな感じで出ませんか?
その靴が長靴だったりすると…
テントから足をちょうど長靴にスポッと入れるのは至難の業(笑)
でもすのこがあれば、いったんすのこに乗って、それから落ち着いて靴を履くことができます。

すのこは荷物の底に敷けば積載もほとんど使わないですし、絶対にオススメですよ。

⑩傘、カッパなど雨具の置き場所を作る

雨の日のキャンプで意外と置き場所に困るのが、濡れた傘やカッパです。

例えば、トイレや炊事場などちょっとした移動の時に便利な傘は家族分用意しておきたいところ。
でも4人家族なら傘4本分の置き場を考える必要が出てきます。

うちの話をしますと、最初の頃は「傘の置き場を用意する」という発想がなかったので、地面に直置き(という名の「放置」)か、とりあえずラックの上に置くか…という感じでした。
でもこれは、はっきり言ってかなり邪魔です。

そこで思いついたのが、一本脚のランタンスタンドとランタンハンガーを使った即席スタンドハンガーです。

即席スタンドハンガーに、濡れた傘やカッパなどをかけておきます。

一本脚のランタンスタンドのよい所は、設置場所を選ばないことと、脚部分がないのでつまずく心配がないこと、積載が楽(ちょっとした隙間に入るので)なことです。

うちは、スノーピークのパイルドライバーを使っています。

⑪タープと車を連結させる

オートサイト利用の場合、タープと車を連結させて、タープから濡れずに車の荷台にアクセスできるようにしておけば便利です。

うちの場合、「温泉に行く」などでキャンプ中に車で出かけることが多いので、撤収時のみ車を動かして2ルームテントのキャノピーと連結させます。

このような場合、車がペグや張り綱に当たらないように十分気をつけてください。

りゅうせん
りゅうせん

私は車を動かしている際に、「隣の方のテントの張り綱にあと数センチでぶつかる…」というヒヤリ経験をしたことがあります。

4.雨キャンプのよい所

雨キャンプのよい所

雨キャンプはどう考えても大変で、デメリットの方が多いです。

でも、「雨キャンプでしか味わえない楽しさ」もたしかにあります。

雨キャンプを経験してきて、「雨キャンプのこういう所はいいなぁ」と思ったことをご紹介します。

①これ以上ない「非日常」を味わえる

旅行やアウトドアの大きな目的の1つが「日常から離れ、非日常を味わう」ということであれば、雨の日のアウトドアはこれ以上ない「非日常」です。

普通はしませんからね(笑)

雨の中、雨水がしたたる木々を眺めながら幕の下でゆっくり過ごしていると、なんともいえない贅沢な気分になります。

②自然をより身近に感じられる

晴れて過ごしやすいキャンプよりも、雨、風、雷、寒さなどで困難を経験するキャンプの方が、自然をより身近に感じられる気がします。

例えば私は、周囲のテントが倒壊するくらいの大雨や強風にあったこともありますし、テントのすぐ近くの木に雷が落ちて「今日死ぬかも…」という思いをしたこともあります。

そんな時、自然の怖さや、「人間も自然の中で生きているんだな」といったことをあらためて実感します。

③静かな雰囲気でキャンプができる

暖かく過ごしやすい時期の休日は、どこのキャンプ場も人が多いです。
特にファミリーキャンプ向けの高規格なキャンプ場は、数か月前から予約が埋まってしまうほどです。

人が多いと当然にぎやかになります。
また、(残念ですが)マナーのよくない方に遭遇する可能性も高くなります。

しかし雨の日のキャンプ場は人が少なくなるので、静かな雰囲気でキャンプらしいキャンプをすることができます。

人がいたとしても、雨の日にキャンプを楽しめるような上級者が多いので、マナーもよい可能性が高いです(これは経験則ですが…)。

また、雨が降っている時は虫が出てこないので、より静かな雰囲気でキャンプを楽しむことができますよ。
(ただし、雨が上がると羽虫が一気に出てきますけどね…)

④キャンプスキルがアップする

雨キャンプを経験すると、間違いなくキャンプスキルがアップします。

雨に直面するから「雨でも楽しむためにはどうすればよいのか」「雨でも楽に設営・撤収をするためにはどうすればよいのか」といったことを本気で考えるようになるのです。

また、雨の日のキャンプ場は上級者が多いので、周囲のキャンパーさんの道具や行動から学べることもたくさんありますよ。

⑤ゆっくりと過ごせる

雨の日は野外でのアクティビティが制限されるので、逆にテントでゆっくりと過ごす時間が生まれます。
それが意外と楽しかったりもします。

うちのお気に入りの過ごし方は、

  • まったりティータイムを楽しむ
  • 日帰り温泉に行ってゆっくりと温泉を楽しむ
  • テントの中でカードゲーム大会をする

などです。

他にも、子供たちにも手伝ってもらいながら時間をかけて料理をしてみたりとか、クラフト体験をして思い出に残るお土産を作ってみたりとか、そういう過ごし方も楽しいと思いますよ。

⑥ネタ・武勇伝になる

大変な思いをした経験は、話のネタになります。

例えば私の場合、テントの近くの木に雷が落ちて、大雨の中、びしょ濡れになりながら猛ダッシュで建物の中に避難した経験があります。
その時いっしょにキャンプに行った友人と集まると、必ずその話題で盛り上がります。

経験は、人生の財産ですね。

5.雨キャンプの必須アイテムと役立ちアイテムを紹介

雨キャンプの必須アイテムと役立ちアイテムを紹介

最後に、私が思う雨キャンプの必須アイテムと役立ちアイテムを紹介します。

必須アイテム

①傘、カッパ

ないとテントから動けなくなります(笑)
晴れ予報でも念のため持参しましょう。

雨の中で遊ぶ場合や雨設営・雨撤収の際には、上下セパレートタイプのカッパが機能的です。

うちの場合、雨の中で遊ぶことはないので、雨設営・雨撤収に備えてセパレートタイプのカッパを1つと、傘を家族の人数分持って行きます。

②長靴、レインブーツ、サンダル

長い雨や強い雨の場合、スニーカーだと靴の中まで濡れてきてキャンプ中かなり不快な思いをします。

また芝サイトの場合、(特に寒い時期は)夜露で芝がかなり濡れることがあります。

だから濡れに強いシューズは必須アイテムです。
晴れ予報でも持って行ったほうがよいですよ。

うちの場合、長靴やレインブーツを家族の人数分持って行きます。

暖かい時期はこれに加えて、家族の人数分サンダルを持って行きます。
サンダルは便利ですが虫対策としては不安があるので、サイトの様子を見ながらサンダルを使うかどうかは判断しています。

③ゴミ袋や濡れに強いバッグ(タープバッグなど)

濡れたものを入れて持ち帰るために使用します。

大きなもの(テント、タープ、レジャーシートなど)を入れる用と、小さなもの(ペグ、濡れた服、タオルなど)を入れる用と、数種類の大きさを持って行く方が便利ですよ。

④追加用の張り綱、ペグ

タープやキャノピーに排水用の谷を作るためのものです。

また、張り綱が切れたり、ペグが曲がったりすることもあるので、常に予備を持っておくとよいと思います。

⑤タオル

汗ふきや洗面用だけでなく、道具をふく用のタオルも持って行っておくと便利です。

濡れものをふく時は、ぞうきんだけでは吸水力が弱くて不便です。
タオルが1~2枚あると全然ちがいますよ。

うちの場合、古くなったタオルを捨てずにとっておいてキャンプに持って行き、使った後はそのまま捨てて帰るか、まだ使えそうなら帰って洗濯するようにしています。

⑥着替え

雨の日のキャンプはどうしても濡れてしまいます(特に子供は)。
着替えを多めに持って行くようにしてください。

うちの場合、1つの袋に1回分の着替えセットを入れるようにして、着替えを小分けして持って行くようにしています。

着替えを小分けして持って行く

このようにしておくと、着替えを取り出すときに便利ですし、濡れた服をそのまま袋に入れて収納できるので他の服を濡らすこともありません。

濡れた服は放置しておくと悪臭の原因にもなります。

あると便利

①荷物置きにできるようなテーブル、ベンチ、ラックなど

道具を直置きしないためのものです。

うちの場合、荷物置きとしてユニフレームのフィールドラックを愛用しています。

荷物置きとして利用しているフィールドラック

サビにくい、カビにくい、汚れにくい、掃除しやすい、乾かしやすい、その上デザインが美しく、折りたたんで重ねて収納できるので積載も楽。
言うことありません(笑)

ちなみに木製のラックは便利ですが、湿っぽくなりやすく乾きも悪いので、雨の日にはあまりオススメできません。
(とか言いつつ私も使っていますが…)

②防水加工のしてあるアウター

雨の中で活動する時はカッパが便利ですが、タープやテントで過ごす時などは それとは別に防水加工のしてあるアウターがあるとものすごく便利です。(イメージ的にはマウンテンパーカーやウインドブレーカーのようなもの)

うちの場合、薄手の(防水加工がしてある)ウインドブレーカーを常備しています。
雨の時、霧が濃い時、風が強い時、ちょっと肌寒い時など、着ている服の上から羽織ります。
カッパよりも動きやすく快適です。
コンパクトにたためるのでほとんど荷物になりません。

雨の日って、服が湿っぽくなってけっこう体が冷えるんですよね。
防水加工のしてあるアウターを1枚羽織っておくと全然ちがいますよ。

③ハンガー

濡れたカッパや服をかけておけます。

針金ハンガーだと、曲げて収納できるので場所をとらず便利ですよ。

④パイルドライバー&ランタンハンガー

先にも紹介した通り、即席スタンドハンガーが作れます。

濡れものをまとめてかけておけるし、場所をとらないので便利ですよ。

作るのが面倒といえば面倒なんですが、こういうものをきちんと最初に作っておけばキャンプ中の快適度が全然ちがってきますよ。

⑤トランプ、カードゲームなど雨でもできる遊びグッズ

たまには家族でカードゲームをして盛り上がるのも楽しいですよ。
子供はこういう時間が大好きです。

うちの場合、いつもトランプと「ハリガリ」というゲームを持って行きます。

6.まとめ

以上、キャンプの雨対策の仕方、雨キャンプの楽しみ方、雨キャンプで役立つアイテムについて解説しました。

記事の中で何度も書きましたが、大切なポイントは「たとえ晴れ予報でも、常に雨のリスクに備えておく」ということです。
私はキャンプを始めて自然の中で遊ぶことが多くなってから、日常生活でも色々なリスクに備える習慣が身に付きました。

「備えあれば、うれいなし」
家族で心置きなくキャンプを楽しむためにも、常に雨への備えは万全を尽くしましょう。

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今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました!

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