ファミリーキャンプ 効率のよいサイト設営の仕方を解説

サイトの設営の仕方

この記事は、ファミリーキャンプ初心者の方向けです。

  • 「サイト設営の手順を知りたい!」
  • 「サイト設営をより速く終わらせるためのコツを知りたい!」

そんな悩みをもつ読者の方が、効率よくサイト設営ができるようになるよう解説しています。

ファミリーキャンプって物が多くなりがちで、しかも子供を見守りながらの設営になるので、意外と設営が進みにくいんですよね。

恥ずかしい話ですが、私がファミリーキャンプを始めた頃、設営だけで3時間くらいかかったこともありました。
14:00にチェックインしたとして、設営が終わったらもう17:00過ぎです…。

「これじゃあ設営と撤収をするためにキャンプに行ってるようなものだ…」
猛省した私はそれから設営の仕方を調べ、徹底的にイメージし、今ではだいたい1時間ちょっとくらいでできるようになりました。
(「それでも1時間かかるんかい!」とツッコミを受けそうですが…)

そんな試行錯誤や失敗の経験からたどり着いたサイト設営の仕方をマニュアルとしてまとめました。
その後、設営をさらに楽にする時短のアイデアも紹介しています。
きっと参考になると思いますので、ぜひじっくりと読んでください。

ファミリーキャンプ 効率のよい設営の仕方

最初に結論です。
効率よく設営を進めるためには、次の5つがポイントです。

  1. 荷物は大きい箱やバッグにまとめておく
  2. 設営の最初に使う道具を車の取り出しやすい所に積んでおく
  3. サイトを設営する場所は慎重に考えてから決める
  4. 設営に取りかかる前にサイト全体のレイアウトを決める
  5. 設営の順序と役割分担

それでは、順に解説していきます。

①荷物は大きい箱やバッグにまとめておく

荷物は大きい箱やバッグにまとめましょう。

なぜなら、荷物が一気に運べて、設営のときに車とテントを往復する回数を減らせるからです。

例えば私は、次のようにまとめています。

無印のコンテナボックス

上の写真は、私がキャンプで愛用している無印のコンテナボックスです。
燃料、クッカー、食器、虫よけグッズなどが入っています。
さらにこの上に、料理小物、カトラリー、LEDランタン、ティッシュなどが入ります。

頑丈なので、フタを閉めれば、コンテナボックスの上にテントやタープを置くこともできます。
車への積載がとても楽です。

キャンプ撤収に役立つアイテム紹介

上の写真は、キャンプで愛用しているもう一つの収納ボックスです。
洗い物グッズや、キッチンペーパー、ラップ、ふきん、ぞうきん、救急セットなど細々としたものを収納しています。

②設営の最初に使う道具を車の取り出しやすい所に積んでおく

設営の最初に使う道具は、車の取り出しやすい所に積んでおくのが鉄則です。
具体的には、次のような道具です。

  • タープ
  • テント
  • ペグ、ハンマー、張り綱
  • レジャーシート
    →道具を濡らしたり汚したりしないようにレジャーシートの上に置く
  • 雨具(傘、カッパ、レインブーツ)

これはかなり重要です!

私は以前は、順序などまったく考えずに車へ積載をしていました。
テント、クーラーボックス、ペグなど、大きいものや重たいものをまず車に積み込んで、その上に細々としたものを積むという積載の仕方でした。
だから、キャンプ場に着いたらまず車から荷物を全部降ろして「よっしゃ設営始めるで!」みたいな感じでした。

これがものすごく効率が悪い!
なぜなら、車からテントに直接荷物を運べば一度で済むものを、「車から一度荷物を降ろす→そこからさらにテントに運ぶ」と二度手間をかけることになるからです。

特に、雨具を車の一番底に積んでいたときは最悪でした。
設営を始めようかと思ったら急に雨が降ってきて、「雨具が必要なんだけど、雨具を取り出すためには荷物を一度全部出さないといけない…」という事態に陥ってしまいました(笑)

りゅうせん
りゅうせん

こんなことやってたら、そりゃ3時間もかかりますね。

③サイトを設営する場所は慎重に考えてから決める

くぼ地、水が流れた跡がある場所は×
テントが浸水する様子(出典:ゆいポンの独り言)

サイトを設営する場所選び(テントを建てる場所選び)は極めて重要です。
キャンプ場に着いたらすぐにサイト設営に取りかかりたくなる気持ちはよくわかりますが、ここだけは絶対に焦ってはいけません。

管理人さんによって区画を指定されるキャンプ場の場合は場所を選べませんが、
・現地に行って自分で区画を選べるキャンプ場
・フリーサイト利用
の場合は、サイトを設営する場所は慎重に考えてから決めましょう。

なぜならサイトを設営する場所選びで失敗すると、最悪の場合、家族を命の危険にさらしたり、後からサイト設営を最初からやり直することになったりするリスクがあるからです。

そうならないための、場所選びのコツについて解説します。

コツ1:早めにキャンプ場に到着する

現地に行って自分で区画を選べるキャンプ場や、フリーサイト利用の場合は、いわゆる「早いもの勝ち」で場所が決まります。
当然ながらよい場所からどんどん埋まっていきますので、とにかく早くキャンプ場に到着するしかありません。

アーリーチェックインができるキャンプ場なら、特に混む時期は利用することをオススメします。

コツ2:「選んではいけない場所」を避ける

①「絶対に選んではいけない場所」
②「できれば避けたい場所」
の2つに分けて解説します。

まずは、絶対に選んではいけない場所についてです。
次のような場所には、絶対にテントを建ててはいけません。

絶対NG!命にかかわる可能性のある場所
  • 川のすぐそば、川の中州
    川が増水した時、命にかかわります。
    たとえ増水しなくても、小さい子供連れの場合は危険です。
  • 崖の下
    落石や土砂崩れの危険があります。
  • くぼ地、水が流れた跡がある
    くぼ地は水がたまります。
    「急な大雨に遭い、気づいたらサイト全体が水没…」ということにもなりかねません。
    水が流れた跡がある所は、雨が降ると水が流れてくる可能性大です。
  • 害虫が存在する木の側 (毛虫、ハチの巣など)
    木の近くは木陰ができて快適に思えるかもしれませんが、木の近くに設営する時はその木が害虫のすみかになっていないかどうか十分に確認しましょう。
    スズメバチの巣なんてあったらとんでもありません!
私の体験談「毛虫の大量発生に遭遇」

とあるキャンプ場の区画サイトを利用しました。
その区画内には大きな木が2本立っていました。

テント設営がほぼ完了した頃になって、その木に毛虫が大量発生していることに気づきました。
まるでレンジャー隊のように大量の毛虫が糸にぶらさがりながら次から次へと木から落ちてくるし、よく見ると下の芝生も毛虫だらけでした。

りゅうせん
りゅうせん

あの時は本当に帰ろうかと思いました…。

次は、できれば避けたい場所です。

できれば避けたい!快適さを損なわれる可能性のある場所
  • 傾斜
    傾いた土地では快適に過ごせません。
    できるだけ平らな土地を選ぶべきです。
  • 周りと比べて地面が湿っている
    湿っている場所は要注意です。
    雨が降った時に水たまりができる可能性があります。
    また、テント内に結露が起きやすくなります。
  • 炊事場、トイレとの距離が遠すぎる。または近すぎる
    子供連れの場合は、炊事場やトイレが遠いと不便です。
    しかし逆に近すぎても快適さは損なわれます。
    炊事場が近すぎると、夜眠ろうとしているのに「炊事場の音や声が気になってなかなか眠れない…」なんてことにもなりかねません。
    トイレが近すぎるとにおいが気になる可能性があります。
    自分のサイトの前の人通りが多くなるので、プライベート感もなくなってしまいます。
  • 人や車が頻繁に通る道路に面している
    人通りが多いと、やはり視線が気になります。
    子供がいる場合、車が頻繁に通る道路は心配です。
  • 隣のサイトと隣接している
    隣のサイトとあまりに隣接している場合、お互いに会話や行動が全部筒抜けです。
    例えば、テントの中で眠ろうとしている時に、隣サイトの人のテントの中の会話が丸聞こえだったり、お父さんのイビキの音でなかなか眠れなかったり…という感じです。
  • 隣のサイトの人がマナー悪そう
    私が実際に見たことがあるのは、犬を放し飼いにしている、スピーカーでガンガン音楽を鳴らしている、深夜まで大声で騒いでいるなど。
    キャンプ場にルールがあるなら、管理人さんに注意してもらうのがよいと思います。

コツ3:暑い時期は木陰、寒い時期は日当たりのよい場所がおすすめ

暑い時期は、木陰の多い場所から順に埋まっていく傾向があります。
夏場の日なたに建てたテントの中は、サウナと同じですから…。

逆に寒い時期は、日当たりのよい場所が人気です。
暖かいのはもちろんですが、撤収の時にテントを乾かしやすいので便利です。

コツ4:迷ったらキャンプ場の管理人さんに聞く

場所選びについて色々と解説してきましたが、結局は、キャンプ場を知り尽くしている管理人さんにアドバイスをもらうのが一番効率いいです(笑)

また、管理人さんとのコミュニケーションも生まれます。
キャンプ場の楽しみ方や周辺スポットの情報など、有益な情報も手に入れることができます。

りゅうせん
りゅうせん

私はすぐに管理人さんに聞きますね。

「ここのサイトは水たまりができやすいよ」など有益な情報を色々と教えてくれます。

④設営に取りかかる前にサイト全体のレイアウトを決める

設営する場所が決まったら、いよいよ設営!といきたいところですが…
もう少し待ってください(笑)
設営に取りかかる前に、サイト全体のレイアウトを考えることが先です。

なぜなら、テントやタープなどは一度設営してしまうと簡単に配置変えをすることができないからです。

例えば、次のようにレイアウトを決めます。

レイアウト図

「どんなレイアウトがベストか」というのは、サイトの状況によって変わるので一概には言えません。
ただ、レイアウトを考えるときのコツというのは存在します。

それでは、レイアウトを考えるコツについて解説していきます。

コツ1:「車」「テント」「タープ」をどう配置するかを考える

サイト内で大きなスペースを占めるのは「車」「テント(寝室)」「タープ(リビング)」です。
(オートサイトではない場合、車はありません)
なので、「車」「寝室」「リビング」をサイト内にどう配置するかを考えていきます。

「キャンプ中はタープの下にいる時間が最も長いので、タープの居住性を最優先で決める」というのがよく言われているセオリーです。
しかし、私はまずテント(寝室)の場所を決めます。
なぜなら、できるだけ快適に眠りたいからです(笑)

私は次のようなことを考えながら、最初にテントの位置を決めています。

  • サイト前の道路からできるだけテントを離す。
  • 傾斜ではなくできるだけ平らな場所を選ぶ。
  • 水たまりの跡やくぼ地を避ける。
  • 隣サイトのリビングスペースとなりそうな場所から離す。
    →ファミリーキャンプだと就寝時刻は早めになると思います。しかし、寝ようと思っても隣の宴会がうるさくて眠れない…といった事態がわりと起こってしまいます。

コツ2:車は「いつでも動かせる位置」かつ「道路や隣サイトからの目隠し」として使う

車は「いつでも動かせる位置」かつ「道路や隣サイトとの目隠しに」

車を自由に配置できる場合、車の配置の基本は、外出に備えていつでも動かせる位置に置くことです。
だから車をサイトの奥に配置するという選択肢はありません。

また、サイト前の道路や隣サイトからの目隠しとしての役割を持たせることもできます。
例えば、下のような感じですね。

レイアウト図2

その場の状況や天候などに合わせて対応を考えていくのも、キャンプの楽しさの1つです。

コツ3:タープとテントは接続させる

テント購入

基本的に、タープとテントは接続させましょう。

なぜなら、雨が降った時もテントとタープを濡れずに行き来できるからです。
また、「子供が寝静まった後、夫婦でゆっくり飲みなおす」といったこともリビングと寝室が近いとしやすいです。

コツ4:風が強い時はレイアウトでも対策を

キャンプで一番怖いのは、実は風です。
風が強い時には、レイアウトを工夫することで風に備えます。
私は以下のようなことを考えてレイアウトしています。

風上に車を配置して風よけにする
オートサイト利用の場合、車は大いに活用すべきです。
サイト全体の風よけにすることもできますし、「リビングスペースの風よけ」「BBQコンロの風よけ」といったピンポイントな活用も考えられます。

テント入口を風下へ向ける
テントの入口が風上に向いていると、テント内に風が入り込んで最悪の場合、テントが吹き飛ばされてしまうこともあります。
「テントの入口は基本的に風下へ向けるもの」と覚えておいてください。

BBQや焚き火はサイトの風下側でする
ポリエステル製のテントやタープは、火の粉が飛ぶと、穴が空いてしまう恐れがあります。
BBQや焚き火をする時は、必ずテントやタープから離して風下でしましょう。
ただ風下といっても、その先に隣サイトの方のテントや樹木などがある場合は注意してください。
「火の粉が飛んでいって、隣の方のテントに穴が空いてしまった…」「山火事が発生してしまった…」なんてことになると、もうキャンプどころではありません!

⑤設営の順序と役割分担

サイトの設営にとりかかる

さぁ、お待たせしました。
設営する場所を決め、レイアウトが決まったら、いよいよ設営にとりかかります。
「どんな手順でサイトを設営していくか」というのも、とても大切です。
私は、次のような手順で設営を進めています。

  1. タープを張る
  2. テントを張る
  3. 荷物を降ろす(同時にペグダウンを進める)
  4. 分担して道具を設置する

「最初に人手が必要なタープとテントを張ってしまい、その後は役割分担をして進めていく」というのが基本戦略になります。
以下、解説していきます。

手順1:タープを張る

最初はタープを張ります。

タープを最初に張れば、日陰を確保できて設営途中に休憩することもできます。
また、雨天時にはタープ下でテントの設営(インナーテントが濡れないように)をしたり、荷物を置いたりできます。

タープは(自立式ではない限り)一度張ると位置を簡単には変更できません。
テントの位置を考えながら張っていきます。

手順2:テントを張る

タープの次は、テントを張ります。
テントを張る時には、以下のようなことに気を付けましょう。

テントを張る場所にある小石や枝を取り除く
まず、テントを張る場所にある小石や枝を取り除きましょう。

りゅうせん
りゅうせん

私の友人はテント下にあった小石のせいで、テントの底に穴があいてしまったことがあります。

グランドシートを敷く
小石や枝を取り除いたら、テントを敷く前にグランドシート(ブルーシートなど)を敷きます。
テントの底の穴あきと汚れ防止のため、グランドシートは必ず敷いてください。

グランドシートを敷くときは、テントからはみ出さないように

グランドシートがテントからはみ出していると、雨が降ったときに雨水がテントの底に流れてしまいます。

テント専用のグランドシートがある場合は、それを購入するのが無難です。
テントより数センチメートルほど小さく設計されているはずです。

ブルーシートなどで代用する場合、テントからはみ出してしまうようなら折ってしまえば大丈夫です。

テントを張ったら、すべてのスクリーンをメッシュにして風を通してください。
暑い時期であれば、寝る直前までメッシュにしておけばテント内に熱がこもらず快適です。

手順3:荷物を降ろす(同時にペグダウンを進める)

タープの下にレジャーシートなどを敷き、そこへ向かって車からどんどん荷物を降ろしていきます。
子供がある程度の年齢であれば、手伝ってくれるでしょう。

荷物をタープ下にまとめておくと、その後は常に日陰で作業できるので楽です。
また、急に雨が降ってきても大丈夫です。

わが家の場合、奥さんと子供でどんどん荷物を降ろしていきます。
その間に私がペグダウンをして、テントを固定していきます。
タープとテントを合わせると数十本のペグを打ちますので、意外と時間がかかります。
子供が大きくなってきたら、ペグダウンを手伝ってもらうのもいいと思います。

りゅうせん
りゅうせん

このペグを打つ音がいいんですよね。
「キャンプに来た~」と実感する瞬間です。

子供が張り綱に足をひっかけないよう注意!

そこらじゅうに張りめぐらされた張り綱は、子供にとってかなり危険です。
いや、大人にとっても危険です。

テントの張り綱

私もいったいどれくらい足を引っかけたことか…
子供が安全に過ごせるように、次のようなことを配慮してください。

  • 子供に注意するよう話す。
  • 張り綱に目印をつける。

手順4:分担して道具を設置する

最後は道具を設置して、いつでも使えるように整えていきます。

わが家の場合、例えば次のようなことをしています。

  • マットやシュラフを広げて寝室を整える。
  • テーブルとチェアを広げて、いつでも休憩できるようにする。
  • ランタンを設置する。

設営をさらに楽にする!時短のアイデアを紹介

以上が設営の基本になります。
ここからはプラスアルファで、私が実際にやっている、さらに設営を楽にするためのアイデアを紹介します。

①「見せる収納」もいいけど、基本は「持ってきたそのままで設置」

おしゃれなキャンパーさんの「見せる(魅せる)収納」を見ていると、憧れて自分もマネしてみたくなります。
私は以前は、キャンプ場についたら棚を設置して、下の写真のようにキャンプ道具を収納していました。

見せる収納の例
「見せる収納」の例

収納が終わったら、なんともいえない満足感に浸ることができます(笑)

しかし!持ってきた荷物をキャンプ場で出して収納し直すのは、長期間滞在の場合は道具がすぐに取り出せて便利ですが、1泊2日などの短期滞在の場合は設営や撤収に時間がかかってしまって逆に非効率だというのが私の経験上からの結論です。

キャンプ道具は、基本「持ってきたそのままで設置」がよいと思います。
「持ってきたそのままで設置」とは、道具をコンテナボックス、箱、バッグなどに収納した状態でキャンプ場に持って行き、収納したままサイトに設置するということです。

まず「見せる収納」の場合、キャンプ中にする作業は次のようになります。

【設営時】
①車からテントへ道具を移動させる。(収納箱などで)約5分
②収納箱から道具を出して、棚などに収納し直す。約10~20分
※キャンプ中に道具を使った後は、棚などにかたづける。

【撤収時】
①道具を収納箱などに収納する。約10~20分
②収納箱を車に移動させる。約5分

これが「持ってきたそのままで設置」になると、作業は次のようになります。

【設営時】
①車からテントへ道具を移動させたら完了。(収納箱などで)約5分
※キャンプ中に道具を使った後は、収納箱に直接かたづけられる。

【撤収時】
①収納箱を車に移動させて完了。約5分

設営と撤収の10分~20分ずつくらいは縮めれられるのではないでしょうか。
この作業差はけっこう大きいですよ。

もちろん、「この道具はどうしても見せる収納をしたいんだ!」というこだわりがあってもいいと思います。
基本は「持ってきたそのままで設置」で、こだわりがあるものや使用頻度が高いものは「見せる収納」という感じに使い分けたらよいと思います。

②タープ、テントの設営方法を家族全員で事前に予習しておく

設営時、お父さんが一人でがんばって他の家族はそれをぼーっと見守る…
キャンプ場でよく見かける光景です。
でもそれってせっかく家族でキャンプに来てるのになんか寂しいですよね。
みんなでワイワイ協力してやる方が絶対に楽しいです。

家族みんなを巻き込むヒケツは「家族みんながやり方を理解していること」です。
そこでおすすめなのが、テントの設営解説動画や説明書を家族みんなで事前に見ておくことです。

やり方を理解しているからこそ積極的に手伝うことができます。
みんなで協力するから、結果、設営時間も短縮することができます。

③子供を育てていく

子供に設営の手順や道具の扱い方などを教え、いっしょに作業し、子供を育てていきます。

最初は逆に時間がかかってしまったり、「道具を壊されてしまうかも…」と不安になったりしますが、子供はキャンプを重ねるごとに成長し、将来必ず戦力になってくれます。
結果、設営の人手が増えるので大幅な時短となります。

子供を育てていくために、私が意識していることが2つあります。

1つ目は、楽しくやることです。
例えば、テントのポールを組み立てるときに「パパとどっちが上手にポールを組み立てられるか競争だ」とゲーム感覚でやったり、道具を運んでもらいたいときは「運び屋さん、シュラフを4つお願いします」などとごっこ遊びを取り入れたりします。

2つ目は、子供に助かったことと、感謝の気持ちをきちんと伝えることです。
子供は役に立った喜びを感じ、自信を高め、次からも喜んで手伝ってくれるようになります。

りゅうせん
りゅうせん

「こんなこともできるようになったんだなぁ」と、わが子の成長を実感する瞬間は、ファミリーキャンプの醍醐味の1つだと私は思います。

まとめ

以上、ファミリーキャンプの効率のよいサイト設営の仕方について解説しました。
効率よく設営を進めるためのポイントは5つでした。

  1. 荷物は大きい箱やバッグにまとめておく
  2. 設営の最初に使う道具を車の取り出しやすい所に積んでおく
  3. サイトを設営する場所は慎重に考えてから決める
  4. 設営に取りかかる前にサイト全体のレイアウトを決める
  5. 設営の順序と役割分担

たくさん書きましたが、どれも大切なことなので何回も読み返してしっかり頭に入れてくださいね。

りゅうせん
りゅうせん

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました!

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