2018年10月。
台風が接近する中、友人と2人で「ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ」(岡山県)にキャンプに行ってきたときの記録です。
記事の最後には、ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ内の画像もたくさん載せました。
これから行くことを検討されている方はぜひ参考になさってください。
ただ、台風接近中のキャンプはおすすめできません。
マネしないようにしてください。
キャンプ【1日目】の様子
16:30 ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ到着
この日は中国地方に台風が接近中。
「キャンプを決行するか中止するか」で昼頃まで悩んでいました。
しかし、
- キャンプ予定地が台風の暴風域にはなんとか入らない
- 強風も午後10時頃には落ち着く
- 雨の予報は出ていない
などの情報から、キャンプを決行することを決めました。
「どんなキャンプになるんだろう…」
もちろん不安もありましたが、サバイバル感に対するワクワクの方が大きかったです。
最初はフリーサイトを予約していましたが、管理人さんと相談して、風を少しでもしのげる柵のあるオートサイトを借りることにしました。
(2020年7月現在では、オートサイトはありません)
台風接近によるキャンセルが多く、お客さんはほとんどいませんでした。
(当然ですが…)
先に現地入りした友人が、すでにテントを張ってくれていました。
この日は友人のテントに2人で寝ることにしました。
写真ではわかりませんが、風で木がワッサワッサなっていました。
イスは重しをのせておかないと倒れて飛んでいきます…。
風があまりに強いので、私が用意していったタープはとても張ることができませんでした。
(このことが後ほどの災いを招くことに…)
テントも「吹っ飛ぶんじゃないか…」と不安になるくらいワッサワッサなっていました…
18:00 BBQスタート
強風に耐えながらのBBQ
管理人さんから「今日はBBQや焚き火は危険なのでおすすめできない」とアドバイスをいただいていたのですが、私たちはBBQの用意しかしてきていませんでした…
悩みましたが、柵を風よけにしてとりあえずBBQを決行することにしました。
旬のサンマを炭火でいただく…「おいしい~!」と思わず叫んでしまいました。
(他のお客さんはほとんどいないので,少々叫んでも問題なし)
と、ここでみなさまにお詫びが…
実はこの日の写真はこれで終了です。
なぜなら…この後,悲劇的な展開になり、のんびり写真撮影しているような状況ではなくなってしまったからです。
説明します。
悲劇の幕開け
あれはたしかサンマを食べ終わり焼き鳥の「ぼんじり」を網の上に乗せた20:00頃だったでしょうか…
突然雨が降り出したのです。
(強風のため)タープを張れていない我々は大いに焦りました。
「雨だけは降らないでしょ」と希望的予測にもとづき、道具や食材も外へ出しっぱなしにしていました。
雨の中、大慌てで道具を車の中や車の下に避難させました。
濡れては困る道具を優先的に避難させ、BBQコンロや食材等は放置せざるをえませんでした…
焼きかけの「ぼんじり」も放置。
そしてテントの中に逃げ込みました。
かなり寒かったです。
その後、テントの中で友人とキャンプ道具の話などをして過ごしました。
雨はしばらく止みそうになかったので、そのまま寝ることも覚悟しました。
奇跡的に雨が止む。その後、炭の力に驚く。
しかし1時間くらい経った時でしょうか。
なんと、雨が止みました!
我々は取り残された道具や食材を確認するためにテントの外へ出ました。
するとなんと、BBQの炭の火がまだ残っていたのです!
信じられませんでした。
雨はかなり強く降っていたはずです。
炭の力を改めて感じました。
わずかに残っている炭を火種にして、我々は焚き火を始めました。
濡れて冷えた体に暖かさが染み渡ります。
「火って本当に暖かいなぁ」そんなことを感じながら、びしょ濡れになった焼き鳥の「ぼんじり」を焼き直しました。
ハッピーエンドと思いきや…
そんなことをしていたら…
まさかの再び雨!
2度目の避難開始です(涙)
そんな「雨が降り出して避難→雨が止んだら焚き火&ぼんじりを焼き直す」のパターンを数回くり返したでしょうか。
午後11:00頃には雨はすっかり止んで、星も見ることができました。
焚き火最高!
ぼんじりも最高!
星空も最高!
強風にあおられ、雨に打たれた後の、この焚き火の暖かさと星空の下で食べた「ぼんじり」のおいしさを、私はおそらく一生忘れないでしょう。
キャンプ【2日目】の様子
2日目の朝は風も雨もすっかりおさまり、青空も見ることができました。
この日は友人の都合で9:00撤収完了予定でした。
我々は5:00に起床して、焚き火をしながら朝食のホットドッグと珈琲を作りました。
使用したのは蒜山の「粗挽きソーセージ ジャージー牛肉」です。
キャンプで食べる現地食材って、なんでこんなにおいしいんでしょうね。
「地元食材を野外で食べる」これもキャンプの醍醐味ですね。
ゆっくり語りながら朝食をとり、7:30頃から片付け。
9:00にはなんとか撤収完了しました。
ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ場内の様子
友人が出発した後、私は時間があったのでキャンプ場内を少し散歩してから帰宅しました。
キャンプ場内に天然水が流れていて、マイナスイオン出まくりな感じです。
散歩したり、ぼーっと眺めていたりするだけでも幸せな気持ちになれます。
雰囲気抜群です。
下の写真はフリーサイトです。
強風の中、キャンプをするツワモノが3組もいました。
フリーサイトはそれほど広くはありませんが、きれいに整備されていました。
ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジといったらグランピングですね。
話題のツリーテントです。
こんな所に泊まって、1日ゆっくり過ごすのもいいでしょうね。
遊具もあります。
「キッズアドベンチャーランド」というそうです。(下の写真)
子どもは大はしゃぎだろうな。
「次は家族を連れてきたい!」友人とそんな話をしました。
下の写真は「Aキャンプ場」のティピーテントグランピングスタイルサイトです。
台風のためか、テントはすべて撤収されていました。
下の写真が「Cキャンプ場」です。
この台の上にテントを張ってもらえます。
下の写真は管理棟です。
ものすごくきれいです。
食品なんかも売っていました。
さすがグランピング施設です。
下の写真はAキャンプ場から近いトイレです。
(キャンプ中はこのトイレを使用しました)。
ただ、このトイレはもともとキャンプ場のトイレではなく、塩釜冷泉の観光客用のトイレだそうです。
とてもきれいでした。
下の写真はフリーサイト(Bキャンプ場)近くのトイレです。
下の写真はサニタリー棟です。
めっちゃきれいです。
サニタリー棟の中には、洗面所と洗濯機がありました。
シャワールームもきれいだし、着替えスペースがわりと広かったです。
ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジはグランピングが楽しめるきれいなキャンプ場です。
基本的に手ぶらで楽しめるので、テントを持っていない方も気軽にアウトドアを満喫できると思います。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!