スノーピークのヤエンストーブ・レギが気になっている人向け。
- 「ヤエンストーブ・レギを実際に使ってみての感想を知りたい」
- 「ヤエンストーブ・レギのメリットやデメリットについて知りたい」
こういった問題を解決します。
この記事を書いている私は、スノーピークのヤエンストーブ・レギを数年間愛用しています。
今でも「買って正解だったなぁ」と満足しております。
そんな私が、ヤエンストーブ・レギを購入した経緯や、実際に使用しているからこそわかるメリットやデメリットをレビューします。
今、ヤエンストーブ・レギが気になっている方の参考になればと思います。
私がスノーピークの「ヤエンストーブ・レギ」を購入した経緯
寒い時期用のシングルバーナーとしてOD缶を使うものがほしくなった
以前の私は、キャンプのときに使う燃料をCB缶で統一していました。
CB缶を使う理由は、
- OD缶に比べて、安くて手に入りやすいこと。
- 家庭で使うカセットコンロでも使えること。
- ガソリンに比べて、保管やメンテナンスが楽であること。
ただCB缶だと、寒い時期(特に早朝)はどうしてもドロップダウン現象の影響を受けてパワー不足を感じていました。
そこで、キャンプで使う燃料は「春・夏・秋は基本的にCB缶、冬や冷え込みが強そうなときはOD缶を使用」とする方が合理的なのでは…と考えるようになりました。
OD缶のプロパンガス配合タイプのものは、冬山登山をしている方たちも利用しているくらい寒さに強いんです。
その結果、OD缶を使ったシングルバーナーを探すことになったのです。
私がOD缶シングルバーナーに求めた条件
OD缶を使ったシングルバーナーを選ぶにあたって、私が求めた条件は以下の通りです。
①収納がコンパクト
②OD缶とゴトクが一体型タイプのもの
③鍋やケトルを置いたときの安定感
①収納がコンパクト
とにかく荷物の量を減らしたいという意図です。
②OD缶とゴトクが一体型タイプのもの
最近は、OD缶とゴトクが分離しているタイプのものを選ぶ人が増えています。
分離型のメリットは、ダッチオーブンや鉄板など輻射熱が多いものを乗せて使用しても、爆発の危険がなくて安心できるところです。
でも私は、一体型の方が好きです。
なぜなら、分離型のホースの部分がわずらわしいからです。
そもそも私がシングルバーナーを使うときは、お湯をわかしたり、クッカーで簡単な調理をしたりするだけなので、分離型である必要がありません。
逆にホースがあるせいで、テーブルに置いた時にスペースを広くとられたり、掃除の手間が増えたり、片手で持ち運びがしにくくなったりしてしまいます。
③鍋やケトルを置いたときの安定感
OD缶使用の一体型のシングルバーナーには、特にファミリーキャンプで使う場合、致命的な弱点があります。
それは、上に鍋やケトルを置いた時、どうしても不安定になることです。
ちょっと当たっただけで倒れてしまいそうですよね…
これもイヤなんです。
ただ、②と③の条件を満たすシングルバーナーとなるとなかなかありません。
バーナースタンドの購入も少し考えましたが、「とにかく荷物を減らしたい」という目標から遠ざかってしまいそうです。
たどり着いたのがスノーピークの「ヤエンストーブ・レギ」
あれこれと悩む中、たどり着いたのがスノーピークのヤエンストーブ・レギでした。
分離型のようなホースがありません。
そして、乗せる鍋やケトルを3点の足で支えることと、一体型よりも低重心にすることで、安定感を作り出しています。
また、4枚の大きな五徳も安定感をさらに向上させています。
さっそく買って使ってみました。
結論を先に言うと、めちゃくちゃよかったです。
大満足しています。
以下、使用感やメリット・デメリットをレビューしていきます。
ヤエンストーブ・レギの使い方
組み立てはとても簡単です。
①まず、ゴトクを開きます。
②次に、足を開いて伸ばします。
③ノズルを差し込んで固定します。
連結用のネジを回すようになっているので、取り付けが簡単で、しかもしっかり固定できます。
これも気に入っているところです。
④最後に、ガスカートリッジを取り付けて完成です。
⑤器具栓ツマミを開いてガスを出し、イグナイタ(ライターなどでもOK)で点火します。
私はいつもガスライターで点火しています。
収納もめちゃくちゃコンパクトです。
収納時はスマホと同じくらいのサイズですね。
ヤエンストーブ・レギを使ってみて感じたメリット
ヤエンストーブ・レギを数年間使用してきて、改めて感じるメリットは以下の通りです。
メリット①:組み立てが簡単&楽しい
ヤエンストーブ・レギは組み立てがびっくりするくらい簡単です。
慣れたら、1分もかかりません。
そして組み立てが楽しいです。
収納時はコンパクトなのに、組み立てながらどんどん形が変化していく様子がメカニックでたまりません。
メリット②:見た目が美しい&類似商品がない
シンプルで機能的な姿がたまりません。
使うたびに「美しいデザインだなぁ」とほれぼれしてしまいます(笑)
またOD缶と一体型で、ヤエンストーブ・レギのような設計のシングルバーナーは(私の知る限り)他にありません。
それがまたいいのです!
私がヤエンストーブ・レギを使っていると、いつも友人たちがめずらしそうに見てきます。
メリット③:抜群の安定感
私がヤエンストーブ・レギで一番気に入っているところは、やはり安定感の高さです。
鍋やフライパンは、鍋底の直径が23cmの大きさまで置くことができます。
鍋に入れる水の量はなんと4LまでOKです。
こんなに収納がコンパクトなのに、信じられないくらいタフです。
4人分のモツ鍋を作ったときも余裕でした。
OD缶と足の合計3点で上に乗せるものを支える構造で、重心も低く設計されているので、上のような鍋を置いても安心できるレベルです。
さらに私が気に入っているのは、ゴトクが大きくて4枚ついてあるところです。
この大きいゴトクが4枚ついているおかげで、大きい鍋や細長いケトルなどを置いても安定感があります。
(ゴトクが3枚タイプのシングルバーナーも多いですからね)
これだけ安定感が高いので、シングルバーナー用のスタンドを用意する必要もありません。
メリット④:地面の直置きに強い設計
ヤエンストーブ・レギは、デコボコしたような不整地の上でも水平を作り出し、安定感を保ってくれます。
これは、上に乗せるものを3点で支えるという独特の構造がなせる技です。
シングルバーナーを使いたいとき、テーブルの上に食材や食器など物があふれていて、地面に置いて使いたいときってありませんか?
そんなとき、ヤエンストーブ・レギが力を発揮してくれます。
キャンプ場の地面はいつも水平とは限りません。
デコボコだったり岩場や砂利だったりすると、普通のシングルバーナーだと水平を作るのが難しく、鍋やケトルを上に置いたとき不安定になってしまします。
メリット⑤:火力も十分
ヤエンストーブ・レギの最大出力は2900kcal(スノーピーク公式サイトより)ですので、火力も十分です。
もちろん、寒さにも強いです。
プロパンガス配合のOD缶を使えば、氷点下でも安定した火力をキープしてくれます。
ヤエンストーブ・レギを使ってみて感じたデメリット
正直なところ、私はヤエンストーブ・レギを今まで使ってきてデメリットらしいデメリットを感じたことがありません…
ただ、「あえて言うなら」ということで2点あげてみました。
デメリット①:テーブルに置いたときに場所をとる
ヤエンストーブ・レギは普通のOD缶一体型と比べて、テーブルに置いたときに場所をとります。
これはたまにストレスを感じることがあります。
ただその分、「地面の直置きに強い」というメリットがあるので、テーブルの上に置けないときは地面に置いて使います。
地面に置いて使うと、テーブルを有効活用できて合理的です。
デメリット②:イグナイタが別
ヤエンストーブ・レギにはイグナイタ(点火装置)が別でついています。
シングルバーナーの中には、バーナー本体にイグナイタが装着してあるものもあります。
イグナイタが本体に装着してあると、ライターなどの着火装置をいちいち取り出す必要がなく便利です。
私もキャンプをしていて、「あれ?ライターがどこにいったかわからない…。こんなときイグナイタがついていれば…」と思うことがたまにあります。
ただ、キャンプに行くときは必ずなんらかの着火装置を持って行くと思いますので、イグナイタが必須かどうかというと、必須ではないのです。
むしろ「重くなるから不要」と考えることもできます。
また、イグナイタはけっこう壊れやすいというマイナス要素もあります。
壊れたイグナイタがずっとついているよりは「最初からないほうが合理的」と考えることもできます。
というわけで、個人的にはイグナイタがついていないほうがありがたいのです。
まとめ
以上、私がキャンプで愛用するヤエンストーブ・レギについて紹介しました。
- 収納がコンパクト
- OD缶とゴトクが一体型タイプのもの
- 鍋やケトルを置いたときの安定感
そんなシングルバーナーを求めているなら、ヤエンストーブ・レギはおすすめですね。
今回、紹介したスノーピークのヤエンストーブ・レギはこちらです。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!