ファミリーキャンプ初心者の方向けの記事です。
- 「キャンプに行ったらどのように過ごせばいいの?」
- 「ファミリーキャンプのおおまかなスケジュールを知りたい!」
そんな悩みをもつ読者の方が、キャンプの過ごし方のイメージをもてるように解説していきます。
わが家が実際にキャンプに行き、数々の失敗をくり返す中でたどり着いたおすすめの過ごし方を紹介しますので、ぜひじっくりとご覧ください。
まずは家族全員で話し合って計画する

①何したい?
まず、キャンプでしたいことを家族で話し合って決めましょう。
例えば、次のようなことを出し合います。
- 海水浴、プール、川遊び
- 釣り、魚とり、虫とり
- カヌー、シーカヤック
- アスレチック
- 登山、ハイキング
- サイクリング
- テニスなどのスポーツ
- 温泉
- 焚き火
キャンプでしたいことを話し合う過程では、子供も含めて全員の希望を聞き、話し合いに参加してもらうことが大切です。
自分で決めたことだから、より主体的にキャンプに参加するようになるのです。
②何食べたい?
同じように、キャンプ中の食事をどうするかも話し合って決めましょう。
「食」はキャンプの醍醐味の1つですからね。
例えば、次のようなことを出し合います。
- 海鮮BBQ
- 焼きマシュマロ
- ダッチオーブン料理
- ホットサンド
- 釣った魚を炭火で焼いて食べる
- ご当地の名物を食べる

夢が広がりますね~
すでに楽しそう。
実現できるように、次はおおまかなタイムスケジュールを考えていきましょう。
ファミリーキャンプ1日目のスケジュール例

それでは、わが家が数々の失敗をくり返す中でたどり着いたおすすめのタイムスケジュールを2つご紹介します。
なお、このタイムスケジュールの前提条件は次の通りです。
- キャンプ経験が少なく、まだ小さい子供がいる家族という想定。
- 1泊2日。
- テントの設営・撤収の時間を2時間以上確保。
- トラブルが起こることを前提に、ゆとりをもって予定を組む。
- 子供と遊ぶ時間をできるだけ多く確保する。
- お風呂(もしくはシャワー)の時間を1日目に確保する。
プラン①は、キャンプ場近くの温泉に行き、さらに夜の時間をゆったりと確保するパターンです。夕食前にお風呂に入るのが特徴です。
プラン②は、キャンプ場内のお風呂やコインシャワーを使うことで、遊びの時間をしっかり確保するパターンです。夕食後にお風呂に入るのが特徴です。
プラン①:温泉を楽しむ&夜の時間をゆったりと確保
- 9:00現地周辺で遊ぶ
◆現地のスーパーや道の駅などで、地元食材や地酒を調達
- 11:30頃昼食
◆ピクニック(弁当持参)、またはレストランで。
- 13:00チェックイン、設営
◆設営に2時間かかると想定。慣れてくれば大幅に短縮できる。
- 15:30休憩、自由タイム
- 16:30お風呂(温泉)
◆キャンプ場近くの温泉などでゆっくり汗を流す。
- 18:00夕飯の用意
◆家で下準備をしておく。BBQの場合は炭の火起こしは早めに。
- 19:00夕食、片付け
- 20:30焚き火、星空観賞、家族で遊ぶなど、自由タイム
- 22:00就寝
このスケジュールのよいところ
- 夕食後に動く必要がないので夕飯をゆっくり食べれる。運転を気にせずお酒が飲める。
- 夕飯の準備中に焚き火の火起こしをしておけば、寝るまでの間に焚き火がゆっくり楽しめる。
注意点
- 温泉等の入浴施設は、キャンプ場から車で15分以内くらいにしておく。それ以上遠くなると移動にかなり時間をとられてしまう。

うちはこのパターンが多いです。
キャンプと同時に温泉も楽しめます。
夕食のときにはお酒や焚き火をゆっくり楽しめます。
初心者は、遅くても14:00までにはチェックインしましょう。
チェックインが遅くなると、その後がけっこう忙しくなってしまいます。
プラン②:お風呂はキャンプ場内で済ませ、遊びの時間をしっかり確保
- 9:00現地周辺で遊ぶ
◆現地のスーパーや道の駅などで、地元食材や地酒を調達
- 11:30頃昼食
◆ピクニック(弁当持参)、またはレストランで。
- 13:00チェックイン、設営
◆設営に2時間かかると想定。慣れてくれば大幅に短縮できる。
- 15:30休憩、自由タイム
◆夕食や夕食後の焚き火をゆっくり楽しむために、早めに夕食にするのもおすすめ。
- 18:00夕飯の用意
◆家で下準備をしておく。BBQの場合は炭の火起こしは早めに。
- 19:00夕食、片付け
- 20:30お風呂(キャンプ場のコインシャワーなど)
◆キャンプ場内のコインシャワー等を利用。
- 21:30星空観賞、家族で遊ぶなど、ちょっとした自由タイム
◆キャンプ場内のコインシャワー等を利用。
- 22:00就寝
このスケジュールのよいところ
- 遊びの時間をたっぷり確保できる。
- チェックイン後はキャンプ場から出ないのでムダがない。
- 夕飯を食べて片付けをした後にお風呂に入るので、より清潔な状態で眠れる。
注意点
- もし焚き火を楽しみたいなら夕食を早めにする。夕食後にお風呂に行くのは意外とバタバタする。
アーリーチェックインが可能なら、利用するのがおすすめ
キャンプ場によっては、アーリーチェックイン(規定のチェックイン時刻よりも早くチェックインをする)が可能なキャンプ場があります。
たいていは有料ですが、もしアーリーチェックインが可能なら利用することをおすすめします。
なぜなら、1泊2日のキャンプで午後チェックインだと、どうしてもテントを建てた後が忙しくなりがちだからです。
初心者の方だと、「テントを建て終わったと思ったら、次はもう夕飯の準備をしなきゃ…」みたいな感覚になると思います。
でも午前中にチェックインできれば、1泊2日のキャンプでも、けっこうゆっくり過ごすことができますよ。
ファミリーキャンプ2日目のスケジュール例

2日目は、早朝が極上の時間です。
ぜひ早起きして、朝の自然の空気で体を満たしてください。
2日目(撤収日)にすることは、基本的に朝食と撤収作業だけです。
- 5:30起床
◆朝の散歩、夫婦でゆっくり珈琲タイムなど。この時間が極上の時間!
- 6:30朝食の準備(朝食の準備をしながら撤収の準備も)
- 7:00朝食
◆朝食はできだけ片付けが簡単なものがオススメ。
- 8:00片付け、撤収開始
- 11:00チェックアウト
- 12:00昼食(レストランなどで)
昼食後の過ごし方としては、
- 観光したり遊んだりして帰るもよし。
- 温泉に寄って、汗を流して帰るもよし。
- 自宅に直帰して、道具の片づけを念入りにするもよし。
自由な時間を楽しみましょう。

また、チェックアウトを遅らせてキャンプ場でゆっくり過ごしてから帰るというのもおすすめです。
テントや道具もしっかり乾かすことができるので、家に帰ってからのメンテナンスも楽になります。
おおまかなスケジュールを立てて、ファミリーキャンプを楽しもう!
以上、ファミリーキャンプのスケジュールの立て方についって解説しました。
スケジュールを考えていると、したいことがたくさん浮かんできて、ついつい予定を詰め込んでしまいたくなるかもしれません。
でも予定を詰め込んでしまうと、バタバタ忙しくなってしまったり、予定通りにいかなかったときにイライラしてしまったりと、経験上あまりいいことにはなりません。
予定通りにいくよりも、意外と偶然起こったことの方が楽しかったり思い出に残ったりするものです。
予定を詰めすぎず、スケジュールの中に「偶然」を楽しめる余白を入れておくことがとっても大切だと思います。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました!